第4回総会・講演会・懇親会

Posted by on 12月 11, 2016 in 未分類

同志社校友会山梨県支部を2012年に設立して以来、4回目となる総会と講演会・懇親会を12月10日、ホテル談露館で開催しました。講演会・懇親会は同志社同窓会山梨県支部との共催で、学校法人同志社の大谷實総長をはじめ、校友会本部や東京、千葉、長野など近隣の支部からご来賓の出席をいただき、総勢40人が旧交を温めました。

総会では、大谷総長が同志社大学14学部、同志社女子大学6学部の計20学部を擁するまでに成長した現状を紹介。2017年度の活動として、4月15日(土)に「春の集いと昼食懇親会」、7月29日(土)夕方に「暑気払い(夏の集い)」、10月7日(土)に「秋の集いと昼食懇親会」、12月2日に第5回総会を開くことを確認しました。

第4回総会であいさつする櫻井彪支部長

第4回総会であいさつする櫻井彪支部長

大学、女子大学合わせて20学部にまで発展した同志社の現状を紹介する大谷實総長

大学、女子大学合わせて20学部にまで発展した同志社の現状を紹介する大谷實総長

講演会の講師は2人。まず元主婦連合会(主婦連)副会長の加藤真代さん(1958年経済学部卒)が「戦中・戦後を生きて」と題して講演しました。国民学校4年の時に浜松大空襲で家を焼かれた戦時中の暮らしを経て、戦後、それまでの国家主義、軍国主義、封建主義を否定し、平和主義、主権在民、民主主義の道を歩むことを決めた新憲法を「あたらしい憲法の話」(新制中学校の社会科教科書)で学び、「もやもやした頭の上の雲が晴れたような気がした」と述懐。女性問題に関心を持ち消費者運動に携わった経緯を話しながら、税金を通して手に入れる最も高度で崇高な買い物は「平和というサービス」だとして、そのためには「有権者として賢明な選択が必要」だと語った。

「戦中・戦後を生きて」と題して講演する加藤真代さん

「戦中・戦後を生きて」と題して語る加藤真代さん

2人目は同志社大学法学部助教で、山梨平和ミュージアム第1回石橋湛山平和賞で最優秀賞を受賞した望月詩史さんが「戦後保守政治と石橋湛山」と題して講演。甲府一高時代に同校(旧制甲府中)出身の石橋湛山の存在を知ったことから語り始め、「不断の『問い』」と「『異端』の精神」という湛山の思想の根本を解説した上で、「言論人として戦争を止められなかったため戦後は政治家に転身した」と説明した。湛山は、戦後日本の使命を「今後の日本は世界平和の戦士として其の全力を尽くさねばならぬ」として、対米自主独立や「『日中米ソ平和同盟』構想」という理想を追い求めたことを紹介。こうした湛山の思想を現在にフィードバックさせるため、今の時代に欠落しているように感じる「懐疑精神」や「不断の『問い』」が必要だと訴えた。

「戦後保守政治と石橋湛山」と題して講演する望月詩史さん

「戦後保守政治と石橋湛山」をテーマに講演する望月詩史さん

講演を聴く参加者

講演を聴く参加者

懇親会は、讃美歌312番「いつくしみ深い」の合唱で始まりました。「祇園祭に浴衣で行ったことがある」「上京区に住んだことがある」などの設問が書かれた9マスのカードを使い、それに該当する人を探してマスを埋める速さを競う「人間ビンゴ」ゲームなどをし、参加者の意外な一面を発見しながら親交を深めました。総会に初めて参加した人や、親子二代での参加となる現役の同志社大生の姿もあり、交流の輪が広がりました。最後は、全員が肩を組んでのカレッジソングの合唱と同志社チェアーで締めくくりました。

懇親会での乾杯のあいさつ

懇親会での乾杯のあいさつ

総会に新たに参加した会員や現役の大学生が自己紹介

総会に新たに参加した会員や現役の大学生が自己紹介

該当者を探す「人間ビンゴ」の上位者には賞品が贈られた

該当者を探す「人間ビンゴ」の上位者には賞品が贈られた

肩を組んでのカレッジソング合唱

肩を組んでのカレッジソング合唱1

肩を組んでのカレッジソング合唱2

肩を組んでのカレッジソング合唱2

肩を組んでのカレッジソング合唱

肩を組んでのカレッジソング合唱3

肩を組んでのカレッジソング合唱4

肩を組んでのカレッジソング合唱4

来賓と会員の参加者全員で記念撮影

来賓と会員の参加者全員で記念撮影